魅力的な女性探偵を取り扱ったシリーズ作品5選

まとめ記事

魅力的な女性探偵とは

今回は『魅力的な女性探偵』を取り扱ったシリーズ作品を紹介しようと思う。

『魅力的な女性探偵』についての詳しい説明は、以下のリンクを参照して下さい。

1.二階堂蘭子シリーズ「二階堂黎人」

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ギネス記録にも記載? 最長の推理小説

シリーズのひとつである「人狼城の恐怖」は、何と4部作で原稿用紙4000枚を超える超大作。
その長さはギネス記録にも登録されているとか。

4000枚!
規格外すぎて実感が湧きませんが、相当なボリュームなんでしょうね……。

温故知新を体現したような作品たち

吸血鬼、降霊術、悪魔崇拝、怪人など、何処となく古臭いテーマを扱っていながら
全く古臭さを感じさせない作品たちだぞ。

なんか恐ろしい単語ばかりですね……。
でも、そこがツボの人が多いのも、また確かですよね……。

【二階堂蘭子シリーズ一覧】現13作品

・地獄の奇術師 

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・吸血の家

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・聖アウスラ修道院の惨劇

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・悪霊の館

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・ユリ迷宮

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・人狼城の恐怖

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・バラ迷宮

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・悪魔のラビリンス

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・魔術王事件

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・双面獣事件

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・覇王の死

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・ラン迷宮

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・巨大幽霊マンモス事件

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事務員AのNo.1作品

「人狼城の恐怖」
当たり外れはあるものの、特に初期の作品は傑作揃い。「人狼城の恐怖」は蘭子シリーズでは必読ですので、気になる方は是非とも巨編に挑戦してみて下さい。

2.碓氷優佳シリーズ「石持浅海」

倒叙ミステリの代表作でもある

犯人が初めから判明しているタイプのミステリだぞ。
如何に犯人の緻密な犯行を、探偵が見破っていくのかを楽しむミステリなんだ。

じわじわと犯人を追い詰めていくのは、何とも爽快というか……
犯人からしてみれば、真綿で首を絞められていくようですね……。

探偵役はアル中の女子大学院生?

主人公たちは、学生時代に結成された通称「アル中分科会」。
碓氷ゆかが所属するサークルの同窓会で、犯人は殺人事件を計画するんだ。

その事件を彼女は解決していくんですね。
一体どうやって犯人を追い詰めていくのか、楽しみです。

【碓氷由佳シリーズ一覧】現6作品

・扉は閉ざされたまま

・君の望む死に方

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・彼女が迫ってくる

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・わたしたちが少女と呼ばれていた頃 ※短編集 

・賛美せよ、と成功は言った

・君が護りたい人は

事務員AのNo.1作品

「扉は閉ざされたまま」
倒叙ミステリの完成度はもちろんのこと、タイトルの意味にも驚愕の一冊です。

3.酉乃初の事件簿シリーズ「相沢沙呼」

探偵は女子高生マジシャン

女子高生、という設定だけではなく、マジシャンという設定でもあるんだ。
ミステリアスな雰囲気を持っている可愛らしい女の子が探偵役だ。

マジックの雑学も作中で披露してくれるのも面白いですね。
文字だけですが、その場でマジックを見ているようでした。

青春小説としての一面も

主人公の通称「ポチ」との恋愛模様も読みどころのひとつだぞ。
甘酸っぱい気持ちにしてくれること請け合いだ!

ミステリとして頭を悩ませるだけでなく、2人の恋愛についてニヤニヤしながら、
読むことが出来るんですね。何とも美味しい小説ですね!

【酉乃初の事件簿シリーズ一覧】現2作品

・午前零時のサンドリヨン

・ロートケプシェン、こっちにおいで

事務員AのNo.1作品

「午前零時のサンドリヨン」
本作で「鮎川哲也賞」を受賞してデビューを果たしました。地に足がついた物語は好感度が高いです。

4.ソラシリーズ(空閑純シリーズ)「有栖川有栖」

探偵の存在意義とは

探偵行為が禁止された法律が成立した架空の日本が舞台の物語だ。
その日本では、探偵狩りが行われているんだ。

設定からして面白そうですね。
探偵そのものの意義を問うテーマも孕んでいるんですね。

半人前の女子高生探偵が主人公

主人公の少女の両親は「名探偵」。
だが、母親は行方不明に陥ってしまうんだ。生死も不明な状態だ……。

その上、父親まで……。
そして徐々に少女が探偵として覚醒していく、成長の物語でもあるんですね。

事務員AのNo.1作品

「真夜中の探偵」
探偵の立場、役割、そして探偵になる覚悟。主人公が向かい合わなくてはいけない姿を目の当たりにして、どういった道を彼女は進むのか?

5.ベルーフシリーズ「米澤穂信」

報道のあり方がテーマ

日常でも取り扱っている「報道のあり方」がテーマの作品だ。
これを報道することは果たして正義なのか? あるいは自己満足なのか? という葛藤があるぞ。

難しいテーマですね……。
だからこそ物語に厚みがあり、面白さが滲み出てくるんですね……。

フリーの記者が主人公

主人公は「太刀洗万智」。
新聞社を辞めてフリーの記者になった妙齢の女性が主人公だぞ。

テーマがテーマだけに、作者の取材や調査の量が半端ないことが伝わってきますね。
どの話も、心に残る重いテーマの作品ばかりでした。

【ベルーフシリーズ一覧】現3作品

・王とサーカス

・真実の10メートル手前

・さよなら妖精 ※本作の派生として、〈ベルーフ〉シリーズが発表されている。

事務員AのNo.1作品

「王とサーカス」
2001年のネパールの王宮で実際に起きた事件を背景に描かれている今作は、完成度はもちろんのこと、かなり考えさせられる作品になっています。

最後に

 女性探偵の活躍は華やかですが、その胸に秘めた想いは一層重たくも感じます。

 表面上では、笑顔を絶やさない彼女らですが、彼女らが一体何を考えているのか? どんな想いで謎を解いているのか? どんな葛藤をしているのか? そんな胸の内の片鱗を垣間見ることができます。

 もっともっと、そんな素敵な彼女らの活躍を読んでみたいですよね。

 まだまだ、女性探偵を描いた推理小説はありますので、まだまだ紹介をしていきますね。

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